イライラする・私は正しいと思う防衛反応:〇(私)→×(他者)

自分の防衛反応と違う場合は注意
前回は、×(私)→〇(他者)についてお伝えを
しましたが、自分の防衛反応の特性を
理解したうえで行動する必要があります。

その時は他者がどうとか関係なく、自分が辛い
苦しいと思った時は、確実に追い込まれている
状況なので身の安全を最優先したうえで
逃げることをオススメします。

前回の防衛反応はこちらより確認してください。
×(私)→〇(他者)


人生の主題 〇(私)⇒×(他人)
怒っている人と怒られている人
①自分について感じていること
私は、やることなすことうまくいって
ラッキーだなって思うことが多い。
自分と他の人を比べると、
いつも自分の方が上手にできる。
他の人が同じことができないと、
不思議に思ってしまう。

②他の人について感じていること
他人は何をやっても上手くいかないことが多い。
失敗をすると、私の邪魔になることもある。
自分が上手にできることを認めて欲しい、
私の言う通りにしたら、物事がスムーズに進む。

③世の中に対して感じていること
私はいろいろなことができるからすごい。
他の人や社会全体はうまくいってない
ことが多いように見える。
なぜみんな私の言うことを理解できないのか。
自分の考えは大切で、物事には順序があるよ。
気に入らないことがあると、つい批判する。


防衛反応
〇(私)⇒×(他者)の人は、
自分がいる場所や状況で自分の考えが
正しいと思って話します。

自分の考えをみんなが受け入れると、
その人は元気でやる気が満ちあふれます。

でも、いつも自分が正しいと思っているので、
ほかの人が違う意見を言うと、
だんだん腹が立ち始めます。

腹を立てても、ほかの人が受け入れて
くれないと感じたら、
自分の考えや言葉が間違っているかも
しれないと疑い始めます。

そうなると、自分の考えや言葉が
ほかの人と違うことから、自分はダメなのかも
しれないと思い込み、自分を守ろうと
する気持ちが強くなります。

これが続くと、その人は自分もほかの人も
ダメだと感じて、うつ病になることもあります。


防衛反応が現れる4つのパターン
①はっきりした行動で、
誰が見てもすぐに理解できる

例:ちょっとしたことで大声を出す。
他人の行動でイライラしている。
他者には些細なことでも私が攻撃されたと
錯覚して怒りがコントロールできない。
いつも怒っている気分。他人を批判的に見る。

②頭の中で常に私が〇、他者が×を感じている
例:自分は何でも完璧にやろうする、
いつも他の人と比べて自分の方が上だと感じる。
他の人の悪い点ばかり目につく。

③身体に出る症状・感覚
例:怒りっぽいと血圧が上がりやすく、
心臓や脳にも悪い影響を及ぼす。
すぐに疲れる。気持ちが不安定になる。

④妄想・思い込み
例:自分はいつも正しく、他人は間違っている。
自分の考えに従えば全てが成功すると思い込む。
私が上手くいかないことは絶対にない。


防衛反応の強化
自分と他者の間で、思考や立場が違うことを
理解できないため、ギャップを感じることが
多々ある。

また、自分の欠点を少人数から指摘をされると
憤慨して激昂するが、多人数・地位・
権威がある人達から指摘をされると自分が
間違っていると感じて沈黙や落ち込んでしまう。

例:国際社会の場において、中国や韓国が
日本を引き合いにしながら比較している。

そこでは、自分達がいかに優秀であるのかを
声高らかに主張するが、話を受けた他者が
指摘や反論をすると黙ってしまうことがある。


防衛反応の具体例
〇(私)⇒×(他者)は常に自分が
正しいと思っていることが多いので
うつ病とは縁遠いと言われがち。

しかし、働いている場所が
とても閉鎖的な環境であれば状況によっては
うつ病が発動をするかも知れない。

それが、会社内に自分の上司、
または自分より〇(私)⇒×(他者)立場が
偉い人が来た時に発動する可能性があります。

〇(私)⇒×(他者)の人でも、
仕事で上司の命令やアドバイスを受けることは
普通なので、上司に従う必要が出てくる。

その場合は、一時的であっても
×(私)⇒〇(他者)の立場になる必要がある。

この立場にならなければ、協調性なしとの判断で
会社をリストラされて仕事を失う危険もある。

×(私)⇒〇(他者)で他人に従う回数が
増えれば、自分の防衛反応ではないうえに、
自分を保護する力が弱まり
うつになる可能性が出てくる。

自分が怒りやすい場合は、
怒りを適切に表現することが大切です。


まとめ
私も以前は、〇(私)→×(他者)の
時がありました。

自分の行動や思いが全部正しいと
信じていたことがあります。

当時は父が心の底から憎かった時期で、
顔を合わせたら隣三軒先まで聞こえる
大きな声で父とはよく喧嘩していた。

母はその様子を見ていつも
泣いていました。
家庭崩壊の状況を自ら作り出していた。

父を殴り続けておいて、
自分が正しいと感じていたのは、
自己防衛の一種で、自分を守ろうと
する心理が働いていたのです。

普通に近所の人から警察へ通報される
レベルでしたし、両親が自分の怒りの
感情を出させてくれたからこそ
今の自分があります。

父を殴っていた話はまた後日しますね。

感情は大切なものです。
怒りを感じること自体は悪いことではない。

大切なのは、怒りを上手に表現して、
自分を守りながら周りと上手く
やっていくことです。

怒りを抑え込みすぎると、いつか大きな
問題を引き起こすかもしれません。

だから、感情は適切に表現することが大事です。
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